今回はトピックがゆるいお題なので、いつもの「マジメな」トーンを敢えて止めて、少しゆる~い感じで書こうと思います。

ついこの間体験したことから「あ~やっぱり日本のファストフードはモスバーガーが最強なんだよね」と確信した話です。

ゆるい内容なので以下あえていつもの「です・ます調」の書き方も止めてみます。

究極の地元チャーハン食えず

つい先日のこと。都内で協力会社の方を打合せが終わりオフィスに戻る途中、お昼を食べてなかったので駅の近くにある中華屋でランチをしようと思った。

この良くある「町の中華屋」、なにしろチャーハンが上手い!パラパラとしっとりの中間で、具はチャーシュー、ネギ、卵といたってシンプルながらクセになる味。昔からあるので僕は高校時代からよく食べにに行っている。僕にとっては地元の「究極チャーハン」である。(チャーハン以外の麺類とかはハッキリ言ってかなり微妙…でも、居心地は抜群ってこういう店ありますよね!?)

ということでこの店のチャーハンはたまに無性に食べたくなる。そこで顔をすっかり「チャーハン顔」にした僕は喜び勇んでお店に行くと….

が~~ん。「本日、事情によりお休みさせて頂きます」の張り紙が。「事情ってなんだよ!!」と心なかで激しく突っ込みをいれながら、既に1時を廻っていたので僕のお腹は「よし、じゃあ少し歩くけど行きつけの超旨いインドカレー屋まで行こう」…とはならなかった。とにかくお腹がすき過ぎだった。

完全にチャーハン・モードの僕は「もう、あのチャーハンが食えないなら、何を食べても一緒。あのチャーハンがない今日のランチには何の価値もないんだ」と意味のわからない悲観モードに突入。

そこで選んだのが駅前100メートルの所にある「ロッテリア」。ここも僕が高校時代以前からず~っと同じ場所で営業している。高校時代は好きで良くおやつとしてハンバーガーを食べていた気がする。ただ、ここ最近はめっきり利用しなくなった。

こういったファストフード店をほぼ利用しなくった原因はハッキリしている。マクドナルドのせいだ。一時期ニュースでも大きく取り上げられていた例の工場の衛生管理問題。あの中国の工場の悲惨な動画を目にしてしまってから、色々と調べるうちに(真実かどうかは別として)とにかく気持が悪くなり、ファストフード店をあまり信用できなくなったから。単純に健康に良いと思えなかったというのもある。

さて、ものすごく久しぶりに「完全あきらめネガティブモード」の僕はトボトボとロッテリアの自動ドアから中に入った。

ちょっと!その写真は一体何!?

最初に目に飛び込んできたのは期間限定商品のポスター。なんとも美味しそうな写真がでかでかと掲載されていて、正直この瞬間に「健康に良くない」という概念は吹っ飛んだ。

「これは旨そうじゃないか!やっぱりたまにはファストフードもいいもんだよな」と、すっかりさっきの超絶ネガティブ・チャーハンが食べられないランチは最悪だ・モードはどっかに消えている都合のよさ。

カウンターごしにいる笑顔の素敵な店員さんのとても気持ち良い「店内でお召し上がりですか?」という挨拶にもすっかり気を良くして、まずはメニューをじっくり確認。(後ろに他のお客さんがいなかったので~。)するとさっき見た期間限定バーガーではなく、チーズ好きの僕の目を捉えたのは「濃厚6種チーズの絶品バーガー」。これはかなり惹かれる!さらに目を下にやるとチーズとベーコン(これも好き!)のシンプルだけど、すごく美味しそうなメニューも発見。

たっぷり30秒以上悩んだあげく、その「絶品ベーコンチーズバーガー」に決定!

絶品ベーコンチーズこれがそのメニューの写真。(※写真はロッテリア公式ホームページより)

ね?健康的かは置いておいてチーズもベーコンも好きな人にとってはド・ストライクに美味しそうでしょ!?

しかーし!!待たずに出てきたものは、この写真とはボリューム感が全く違う、似て非なるモノ(´;ω;`)

まず、ベーコンの厚さが全然違う。入っていたのは感覚的にこの写真に比べて1/3くらいの薄っぺらいもの。さらにチーズ!チーズはこの写真の通りなら2種類のチーズがこぼれんばかりに使われているはずだが、実際は1種類しか使っていないように見えて(後ほど、良く観察すると、申し訳程度にもう一種確認)、全体の量もかなり少なめ。あと、なんか単純に期待していたのより全体のサイズが「小さっ!」と感じた。(写真撮っておけば良かったけど、さすがにそこまではと思いました。)

さらに悪いことは続く。セットの付け合わせでオニオンリングを選び「出来立てを席までお持ちしま~す!」と例の笑顔が素敵な店員さんに言われていた。それ自体はすごく良い。揚げ物が出来立てじゃない場合は悲惨だ。ところが、このオニオンリング、思っていた以上に時間がかかった。まぁ、でも正味2分くらいだろうか。それでも、この「絶品」な小さいバーガー、お腹がペコペコの僕は1分くらいで完食。(味自体は悪くなかった)1分後にオニオンリング登場。そのオニオンリングのみをもくもくと食べながら、セットドリンクを飲み、またオニオンリングを食べるというシュールな感じに。絵的にはすごく貧乏な人が頑張ってオニオンリングとドリンクだけで凌いでいる感じ。

今回とにかく残念だったこと2つ

  1. まずは、セットなんだからメインのバーガーとポテトやらオニオンリングやらは一緒に出そうよ!
  2. おいおい、あまりにもメニューの写真と実物の違いがあり過ぎるだろう!

この2点がとにかく残念であった。せっかく「チャーハン・モード→もうランチなんでどうでもいい・モード→お?最近のファストフードバーガーも有りかもな!」というモード変換を経て、上がったテンションが一気にだだ下がり。

と、ここまで書いて、ちょっと前にこのブログで書いたマーケティング話で以前、顧客満足度について書いたをことを思い出した。(興味があるかたはどーぞ読んでみてください。)

上の2番目の誇大表現された写真については正にこの顧客満足度を下げるやり方に当てはまっている。

そう言えば、以前からネット上でも実物の写真を掲載して、同じような問題がマクドナルドでも指摘されている。

一体全体どうしてこうなるのだろうか?

僕も長年マーケティングとクリエイティブ制作の仕事に携わってきたので自社の商品を「なるべく良く見せたい」という気持ちはよく理解できる。そもそも「魅力的に見えない」商品だとお客さんに買ってもらえる可能性は極めて低くなる。しかし、あまりにも現実とかけ離れた広告イメージはいただけない。多分お客さんを惹きつける以上に、結果ネガティブが大きいと思う。事実、申し訳ないけど、僕は少なくともしばらくはロッテリアには行かないと思う。

そして、バーガーチェーンの中で唯一上の2点をクリアしている所を思い出した!

モスバーバーである。

モスバーガー、実は社長のインタビューで以前「うちは所謂ファストフードではない」と言っておられたので、厳密にはファストフードではないかもしれないけれど、僕ら消費者にとってはマックやロッテリアと同列のお店という位置づけ。今回のこの経験から僕の結論は「モスバーガーは日本で最強のバーガーチェーンである!」という確信。

では、また!

第二十四候「麦秋至~むぎのとき いたる」

麦が熟してたっぷりした金色の穂を実らせる様子を表しています。

【小満】:5/21日 ~ 6/4日頃 旬のモノ

  • 辣韭~らっきょう
  • きす
  • 岩魚~いわな
  • メロン
  • 黒鯛~くろだい
  • 蝦蛄~しゃこ
  • 莢隠元~さやいんげん
  • じゅんさい
  • さくらんぼ

【いま最高に旬な食材を食べて、薬要らず・カゼ知らずのカラダに!】