私がこのブログで良く取り上げる話題の一つに日本の労働生産性の低さがあります。何度か指摘している通りOECD加盟国の中で、日本の労働生産性は極めて低いのです。
働いても、働いても低い生産性なので、成果が出づらく、結果として給料も上がっていかない状態。とっても残念です。どうしてこのような状態になってしまったのか?という考察を以前のブログで書いています。ご興味のある方はこちらから
私が正当な人事評価制度を広めようと活動している大きなモチベーションがここにあります。特に全体の99%を占めると言われる、日本の中小企業で働く方がきちんとした評価制度の元、ちゃんとお給料が上がっていくような仕組みづくりに貢献したいと考えています。
今回は人事評価制度のような大きな仕組みを導入しなくても、今すぐ皆さんの職場で生産性を改善できるアイデアを一つご紹介したいと思います。
ダメな会議が生産性を下げる
皆さんの会社では週にどれくらいの頻度で会議がありますか?結構な数の会議があるのではないでしょうか?
ここで考えて頂きたいのは、その会議が「ダメな会議」になっていないか?ということです。
結論から言えば「ダメな会議」を無くすもしくは改善することで時間に余裕ができ、皆さんが本来取り組むべき課題に集中することができ生産性があがります。生産性があがるということは残業をする必要もなく、仕事時間以外のプラベートタイムの充実にも繋がります。
では、具体的にダメな会議とはどういった会議でしょうか?
次の項目が一つでも当てはまったら「ダメな会議」に該当します。
- 会議の目的が明確でない
- 1回の会議の時間が長すぎる(1時間以上)
- 会議の中身が全て報告のみになっている
- 必要のない出席者が多過ぎる
- 会議の議長もしくはファシリテーターが決まっていない
- 会議後に議事録がでない
いかがでしょうか?皆さんの会社でこのような「ダメな会議」が行われていませんか?
もし行われているなら止めるか、改善するかしましょう。
良い会議のために
良い会議を実行するためにいくつかヒントがあります。
まず、会議の目的を必ず明確にするということ。ではどのような目的が会議を開く動機として相応しいのでしょうか?それは「意思決定」だと思います。多くの会議が単純な報告会になっていませんか?もし単なる報告であるならば、多くの人の時間を費やして、わざわざ開催する必要があるのか、良く考えてみる必要があります。
次に、これは私の古巣であるユニクロでも実際に良くやっていた取り組みなのですが、会議の時間を30分という単位に定めるというやり方です。最初からバッファーを取って「ダラダラと」会議を続けるのが一番最悪です。30分という長くない時間で区切っていけば、自然と会議前に各自で必要な書類に目を通し、必要な準備をするようになります。ユニクロではこういった行動を「前始末(後始末の反対の意味ですね)」と言って奨励していました。
もうひとつ、会議を短くするためにとっても有効かつ簡単な方法があります。立ったままで会議をする、です。人間は一度座ってしまうと、どうしても心地よくなってしまい、その場に長く居たくなってしまうものです。そこで、立ちながら会議を行うという方法が効いてきます。ユニクロでは実際(今のミッドタウンのオフィスではどうなっているか知りませんが)いくつかの会議室は「立ち会議専用」として設計されていました。椅子は当然無く、テーブルも立った時にちょうど良いようにバーのカウンターのようになっていました。
いかがでしょうか? 皆さんの会社でもし「ダメな会議」が行われているならば、率先して「良い会議」にするための提案をしてみましょう!
労働生産性が上がって、成果も上がり、給与も上がっていくはずです。
第二十七候「梅子黄~うめの みきなり」
梅雨入りの頃、梅の実が薄黄色に色づく様子を表しています。もともと梅雨という言葉は、梅の実が熟す頃の雨という意味だそうです。
【芒種】:6/6日 ~ 6/21日頃 旬のモノ
- 真魚鰹~まながつお
- みょうが
- 伊佐木~いさき
- 琵琶~びわ
- 縞鯵~しまあじ
- 海鞘~ほや
- 梅~うめ
- 海胆~うに
【いま最高に旬な食材を食べて、薬要らず・カゼ知らずのカラダに!】