あたなの会社は「やる気」が出る会社ですか?それとも「やる気」が出ない会社ですか?

こんなアンケート調査をダイヤモンド・オンラインが実施したそうです。

皆さんの会社はどうですか?

このアンケートの結果の詳細はこちらの記事で確認できます。

私がこの結果を見て「あらら~」と思ってしまった点は、なんと6割以上の人が「やる気が出ない会社」だと答えている所です。

「やる気」が出ない会社だと思う理由1位は?

6割以上もの人達が自分の会社を「やる気が出ない会社」だと答えているというのは、経営側の立場からしてみると結構厳しい現実ですね。

ダイヤモンド社の調査では具体的に、その理由も聞いています。1位の理由は何でしょう?

最も「やる気」影響する理由1位は「評価の公正さ」だそうです。

例えば、ある50代の社員方の答えは「頑張っても頑張らなくてもおなじだからやる気が出ない」と答えています。

これこそが、私が今、マーケティングの考え方を基とした社員育成研修以外に事業の2つ目の軸として「新しい人事評価制度」の普及に邁進している大きな理由です。

多くの社員の方々が感じられているように、日本の多くの企業の人事評価制度は「成果を出しても、出さなくても大して差がつかない」制度を運用しています。

また、各部署、役職における評価基準そのものが曖昧な場合も多く、より一層社員の「やる気」を削いでしまっているではないでしょうか?

やる気

正当で公正な人事評価制度とは?

では、正当で公正な人事評価制度とはどういったモノでしょうか?

細かく話していくと切りがないので、ここでは私自身が特に重要だと感じている4つのポイントだけお伝えします。

  1. 評価制度に透明性がある:これは自部署やチーム内だけの評価基準だけでなく、会社全体としてどういった仕組みで評価を行っているかオープンにするということです。これが無いと社員の方々は「どうしてあの部署の○さんは昇進したんだろう?自分だって頑張っているのに」といった余計な事に悩まされる社員も出てきてしまいます。公正さには、新しい東京都知事も言っているように「透明性」が必要なのです。
  2. 絶対評価をしている:これは文字通り、相対評価の反対です。どうも日本の会社では未だに、この悪しき相対評価で社員を評価している会社(というより部門長)が多いように感じます。恐らく日本の学校制度の成績が相対評価の所が多いから、ということが影響しているのかもしれません。「Aさんに比べたらBさんは頑張っているから高い評価にしよう」というようなことを部門間で繰り返していると、当然ですが社内での評価基準がブレまくります。こうなると社員は会社の評価基準そのものを信じられなくなってしまいます。
  3. 評価基準が明確である:いくら評価制度自体そのものが正当で公正でも、評価基準が曖昧であれば全く意味がありません。部署、役職毎に誰もが理解可能な評価基準を定めて、きちんと明文化していたくてはダメです。例えば話ですが、日本の企業に多いのは「西の方に向かって全員で力を合わせて頑張れ」といった評価基準が多く、社員は一生懸命働いて「西に向かって進んだら京都に着いた」としても、上司から「西と言えば大阪だろう!」なんてことになり評価が低くなることが起きています。
  4. 差がつく評価制度になっている:最後のポイントは「やる気がある=成果を上げている」社員と「やる気がない=成果を上げていない」社員にきちんと差が生まれる評価制度になっているか?という点です。これは先述した50代の社員の方のコメントにもあるように、頑張っても、頑張らなくても大した差が付かない環境では人間は頑張り続けることが困難になります。人事評価制度を設計する際に、必ずここを担保して設計する必要があると思います。できる社員にきちんと報いてやることが経営者が社員にできる最大のお返しだと言っても過言ではありません。

「やる気」が出るために

とまあ、社員側の視点から正当で公正な人事評価制度について書いたのですが、経営側の視点から言うと話は少し違ってきます。

私も小さいながら会社を経営していますし、長い年月を経営陣として組織をマネジメントしてきたので、思うことがあります。

それは、「やる気」というものは会社に用意してもらうことではなく、自分自身で作りだせるということ。

要は「自分はどういった事や状況に対してやる気を感じるのか?」と自分自身に問いかけ、職場の体制や仕事のやり方がそうなっていないのであれば、自分から能動的に色々と提案してみることが重要だと思います。

「やる気」もない職場に嫌々ずーっと働き続けていることは、ハッキリ言って会社に迷惑ですし、自分にとっても良いことはありません。

今回は詳しく書きませんが、工夫次第で仕事はいくらでも面白くすることが可能だし「やる気」が起こる環境に自ら変えていくことも可能です。

もし皆さんの中で「仕事にやる気がないなあ」と感じている方がいたら、まずは自らが何かを変えることを考えてみて欲しいと願います。

【白露】9/7~9/21

この頃になると、夜中に空気の温度が下がり、草木に朝露が宿るようになります。日中に暑さも落ち着いて本格的な秋の到来を感じる時節です。

旬のモノ

  • 秋刀魚~さんま
  • 梨~なし
  • 南瓜~かぼちゃ
  • 桃~もも
  • 間八~かんぱち
  • とんぶり
  • 葡萄~ぶどう
  • 舌平目~したびらめ
  • 葉唐辛子~はとうがらし

【いま最高に旬な食材を食べて、薬要らず・カゼ知らずのカラダに!】